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クロスロッド

クロスロッドの機能

クロスロッドはボール・ナットリンケージ式の操舵装置の核心部品で、ステアリングホイールからの操舵力を車両の左右輪に同時に伝達する為の装置です。一方にはピットマンアームが、もう一方にはアイドラーアームが装着され、左右の両端にはサイドロッドが組付けされます。
運転者がステアリングホイールを回すとステアリングシャフトが回転し、シャフトに連結している減速装置のウォームを回転させます。
減速比は車両によって異なりますが乗用車の場合10~15:1位になっています。
ステアリングギアボックスの通過後に倍力になるウォームギアを回転させて、ウォームギアに組付けているピットマンアームを回転させますが、このピットマンアームはウォームギアの回転運動をクロスロッドの直進運動に返還させる装置です。具体的には、ピットマンアームが左右に旋回する事により、ピットマンアームに連結しているクロスロッドは左右方向へ押し出される形で直進運動に変換し、それに伴いサイドロッドが車輪を左右方向へ押し出す事で自動車の方向転換が成されているのです。

クロスロッドの構造

クロスロッドにはピットマンアーム、アイドラーアーム、左右のサイドロッド等4種類の部品が組立されるので、4ヶ所の組立位置が有ります。4ヶ所の穴のみの物や、ピットマンアーム側やアイドラーアーム側でボールジョイントが一体式になっているインテグラル式の物もあります。
ボールジョイント一体式は、ハウジング内部にボールスタッドの磨耗防止の為ボールシート内面に特殊合成グリースが塗布され、ボールスタッドを入れて、プラグでハウジングをカシメて組み付けられています。
プラグの反対側にはグリースの漏洩防止と泥水の進入防止の為、特殊合成グリースを充填したダストカバーが組付けられています。

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